「Paint & Coatings Journal」2024年6月26日号にアマパシャの記事を掲載いただきました。
以下、記事全文です。
残塗料を削減、在庫管理から中古流通の構築へ
源兵衛(京都)
「余る塗料をどうにかして減らしたい」と残塗料の再利用システムの開発に挑む源兵衞の佐々木健一社長。2022年に再利用システムの一部を先行投入する形でWEB型塗料管理システム「アマパシャ」をリリース。
顧客の在庫管理から中古塗料の流通を促進させたい考えだ。
佐々木氏が構築したのは、塗料ユーザーが在庫として登録・出品した残塗料と購入希望者とのマッチングシステム。特徴的なのは、単なる仲介ではなく、調色サービスを付与した点。「出品された色の塗料では、希望の色と合わない可能性が高い」と塗料の特徴でもある、色の変化を独自サービスの差別化に据えた。既に同社顧客ユーザーとの間で残塗料の調色サービスを実施しており、廃棄コストの削減に貢献。今後自治体など発注者に対してSDGs貢献策として残塗料の採用を求めていく考えだ。
将来的にはシステム活用と同業者との協業を通じて他地域での展開につなげる考えだが、最大のハードルとなっているのが塗装ユーザーにおける在庫管理の定着化。「再利用システムの有用性は理解頂いても日々の在庫管理に面倒さがある」と在庫管理の定着を課題に据える。
そこで同社は、自社顧客ユーザーを対象に在庫管理サービスを実施。「スマホで簡単に登録できる在庫管理の利便性を知ってもらいたい」と廃棄塗料削減や余剰発注防止に寄与する在庫管理のメリットを訴求する。
近日中には、現場で役立つリコメンド機能を追加する計画。利便性から残塗料削減の実現につなげる意向。
引き続き、アマパシャ https://amapasha.com/ の改善を続けます。